薬局の業務委託(訪問・居宅・施設連携)で揉めるポイント5つ

在宅や施設連携が増えるほど、薬局は外部事業者(施設、居宅、訪問看護、ケアマネ、配送など)と業務委託・連携契約を結ぶ場面が増えます。ここで契約が薄いと、事故が起きた時に「誰の責任?」で揉めます。

この記事では、薬局の業務委託・連携で特に揉めやすいポイントを5つに絞って、事前に潰す考え方をまとめます。

揉めるポイント1:役割分担が曖昧(誰が何をするか)

連携は「空気」で回りがちですが、トラブル時に必ず揉めます。たとえば、薬のセット、服薬支援、配送、緊急時対応、残薬管理など、担当が曖昧だと責任の押し付け合いになります。

対策:業務範囲を箇条書きで明確化し、「例外時(緊急・休日・不在)」の扱いも決める。

揉めるポイント2:責任範囲(事故・クレーム時の対応)

誤配送、保管ミス、服薬ミス、クレーム対応など、現場では「どっちが謝る?」「どっちが費用を負担?」が問題になります。

対策:事故時の報告フロー、一次対応者、費用負担の原則、再発防止の責任分担を決める。

揉めるポイント3:個人情報・患者情報の取り扱い

在宅・施設連携では個人情報が動きます。委託先での管理が甘いと、薬局も巻き込まれます。

対策

  • 目的外利用禁止
  • 再委託の制限
  • 事故時の報告義務
  • 返還・削除のルール

揉めるポイント4:報酬・算定・キャンセル(お金の話)

回数・時間・成果の数え方が曖昧だと、必ず請求で揉めます。キャンセルや急な変更が多い業務ほど、ルールが必要です。

対策:報酬単価、請求の締め、キャンセル料の条件、追加作業の扱い(事前承諾の要否)を明確に。

揉めるポイント5:契約終了(いつ、どうやって終わるか)

うまくいかない連携をズルズル続けると、現場が疲弊します。終了ルールが弱いと、やめたい時にやめられません。

対策:契約期間、自動更新の有無、中途解約(予告期間)、重大違反時の即時解除を決める。

薬局向け:連携契約を強くする“最小セット”

  • 業務範囲(役割分担)
  • 事故時対応(報告フロー・費用負担)
  • 個人情報(再委託・事故報告・返還削除)
  • 報酬(算定・追加作業・キャンセル)
  • 解除(中途解約・即時解除)

まとめ:連携は「仲良し」より「ルール」が会社を守る

連携は人間関係で回る部分もありますが、トラブル時に会社を守るのはルールです。最初に最低限の契約条項を整えておくと、現場のストレスも減ります。

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