フランチャイズ(FC)は「ブランド」「仕入れ」「運営ノウハウ」が手に入る一方で、契約で縛られると逃げられなくなります。薬局のFCでも、後から「こんなに縛りが…」となるケースがあります。
この記事では、薬局がFC加盟を検討するときに、契約前に必ず見ておくべきポイントを整理します。
1. ロイヤリティは“率”より“総額”で見る
ロイヤリティは「売上の○%」だけでなく、固定費、システム料、広告分担金、研修費などが乗ることがあります。大事なのは総額と利益への影響です。
- ロイヤリティの計算方法(売上?粗利?)
- 最低保証(ミニマムチャージ)の有無
- 追加費用(IT、広告、研修、監査等)
2. 仕入れ・取引先の縛り(コストに直撃)
指定卸・指定商品・指定サービスがあると、価格交渉がしにくくなります。
- 仕入れ先は指定か、例外はあるか
- 価格改定時の協議条項はあるか
- 指定サービス(IT、決済、清掃等)の強制はあるか
3. 運営の自由度(現場が回るか)
営業時間、接遇、内装、キャンペーン、採用など、細かい運用が縛られると現場が疲れます。
- 営業時間・定休日の裁量
- 採用・評価の裁量
- 価格・サービスの裁量(自由度)
4. 解約・更新(地雷ポイント)
FCは解約が難しい契約が多いです。
- 契約期間と更新(自動更新の有無)
- 中途解約の条件と違約金
- 解除事由(小さな違反で解除にならないか)
5. 競業避止・店名・看板(辞めた後の縛り)
FCを辞めた後も縛られることがあります。
- 辞めた後、一定期間・一定範囲で同業禁止はあるか
- 看板・内装の撤去負担
- 顧客データ・運営ノウハウの扱い
6. 本部の義務(提供されるはずの支援)
契約は加盟店の義務が強くなりがちです。本部が何を提供するか(研修、支援、システム、販促)も明文化されているか確認します。
7. 薬局向け:契約前に必ず質問すべきこと
- 総費用(ロイヤリティ+固定費+追加費用)の見込み
- 中途解約した場合の支払い総額
- 指定仕入れの価格メリットの根拠
- 辞めた後の競業避止の範囲と期間
まとめ:FCは「入る時」より「辞める時」で評価する
FCはメリットもありますが、縛りが強いと将来の自由を失います。ロイヤリティ・仕入れ縛り・解約条件・競業避止を、契約前に現実的に確認することが重要です。
