退職代行が来たときの薬局の初動:やることリストとNG対応

退職代行は、今や珍しくありません。薬局は少人数で回していることが多いので、突然欠けると現場がパンクします。だからこそ、退職代行が来たときに「感情で反応」せず、淡々と処理できる型を持っておくのが重要です。

この記事では、退職代行が来たときの初動の“やることリスト”と、やると危ないNG対応をまとめます。

1. まず結論:相手は「本人」ではなく「連絡窓口」

退職代行は、基本的には本人の意思を伝える窓口です。こちらがやるべきは、退職の意思表示を前提に、事実と手続を整理することです。

2. 初動:その日のうちにやることリスト

(1)連絡内容の記録

  • いつ、どこから、誰が連絡したか
  • 退職日(本人の希望)
  • 出社可否、引継ぎ可否
  • 貸与物(鍵、制服、端末、ID等)の有無

(2)窓口の一本化

現場のスタッフがバラバラに対応すると、言った/言わないが増えます。責任者・本部・顧問など窓口を一本化します。

(3)業務影響の整理(現場の応急対応)

  • 直近のシフト穴の埋め方
  • 在宅の緊急対応(連絡先・当番)
  • 管理業務(発注、棚卸、締め)への影響

(4)権限管理(情報・事故防止)

  • 電子薬歴・レセコン・共有ドライブの権限停止
  • 共用パスワードの変更(使っている場合)
  • 退職者がアクセスできる端末・メールの整理

(5)貸与物返却の段取り

  • 鍵、制服、名札、端末、ICカード等
  • 返却方法(来店、郵送、立会い)
  • 返却期限

3. 賃金・有給・最終精算で揉めないために

退職代行案件は、最後の精算で揉めやすいです。

  • 未払い賃金(残業含む)の確認
  • 有給残日数の確認
  • 最終給与の支払日
  • 社宅・備品・立替金などの精算

「会社が損しない」より、「後で燃えない」優先で淡々と整理するのが安全です。

4. NG対応:やると危ないこと

  • 感情的に怒鳴る、脅す、人格攻撃
  • 本人や家族にしつこく連絡する(逆効果になりやすい)
  • 退職を認めない、出社を強要する
  • 貸与物返却を盾に賃金を止める(手続の順番が崩れる)
  • SNSで愚痴る(致命傷)

5. 薬局向け:退職代行が増える職場の共通点

退職代行は個人の問題だけでなく、職場の構造問題があることも多いです。

  • 評価・賃金が不透明
  • 休めない・有給が取れない
  • 人手不足で常にギリギリ
  • 管理者が感情で動く

まとめ:退職代行は“型”がある会社が強い

退職代行が来たら、記録→窓口一本化→権限停止→貸与物返却→最終精算。この順番で淡々とやると、揉めにくくなります。現場がパンクしやすい薬局ほど、先に「初動テンプレ」を作っておくのがおすすめです。

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